蒼き瞳~月の姫と悪魔~
その日の夜
まだ下界で妖魔達の気配を感じられなかったから俺はまだ月にいた
華夜「杏の様子はどう?」
冬夜「穏やかな表情が増えたかな
でも時々寂しそうで悲しそうなそんな顔もするんだ
よく分かんないけど気になるんだ…」
華夜「そう…」
その時遠くから真っ直ぐ月に向かってくる沢山の魔力を感じた
冬夜「母さん!」
華夜「冬夜は皆に知らせて戦闘準備!
敵の数は約100人!油断はしないで!」
俺は母さんに言われた通りすぐに皆の所に向かった
*華夜*
エマ「姫様!」
冬夜が行ってすぐにエマが私の所に来た
エマ「この魔力の感じは…」
エマも敵の正体に気付いていた
華夜「この感じ…懐かしい魔力ね」
悪魔…15年前の戦闘の時に逃げて行った奴らか…
柚綺もヨモギも居なくなってもう絶滅したと思っていたけど…
エマ「狙いは姫様…という事ですね」
華夜「でしょうね
月の雫の方角ね…私達も行くよ」