蒼き瞳~月の姫と悪魔~


リノン「よくも私の城を壊してくれたわね!
許さない!あんた達全員生かしちゃおかない!」


リノンの魔力がグンと上がった

まだこれだけ魔力があったのね…


杏「…華夜さん、城を壊したのは冬夜です
あれだけの城を冬夜は一撃で…」



華夜「一撃…?」



冬夜は真っ直ぐリノンを睨んでいた
その周りには金色のオーラが冬夜を包んでいた
瞳の色も金色…

私の霊力と柚綺の魔力が混ざってこれだけの力が…
今の冬夜は私以上の力を…


冬夜「母さん…リノンは俺がやる」


ふと柚綺の面影が重なった


華夜「…分かった」



リノン「ふん、あんたは私に指1本
触れる事は出来ないわ」

リノンが呪文を唱える
来る!



華夜「冬夜!」



冬夜「分かってる!」


冬夜は真っ直ぐリノンに向かっていき星蘭を抜いて先手を取った


冬夜「終わりだ!」



星蘭を振り下ろしたが…



キィンッ!!



冬夜・華夜「!!!」


俺の一撃は防がれてしまった…杏の手によって


冬夜「杏!」


杏の手には黒刀が光っていた



リノン「ふふっ、杏が相手じゃあなたも本気は出せないでしょ?」



冬夜「リノン!」



また杏を操っているのか!?
くそ!これじゃぁ…



華夜「リノンあなた…っ
冬夜あなたは杏を!リノンは私が…!」



「そうはさせるかっ」

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