蒼き瞳~月の姫と悪魔~


ドカンッ…



冬夜「母さん!」



華夜「…大丈夫!」



こいつは…巨人族!
こんな奴まで手懐けているの…!?



セント「わしは巨人のセントじゃ
リノン様には指1本触れさせやしないで!」




華夜「まずはあなたを倒さなかゃいけないみたいね」



…しょせんは巨人
体は大きくてもスピードはたいして早くない



華夜「はぁ!」


星蘭で攻撃するがそこにセントの姿は無かった



…消えた!どこに…



セント「わしはこっちだ!」



…いつの間に背後に!?

ドカッと一撃くらうが星蘭で防いだ



なんて重いパンチ…
モロに食らったら内臓が破裂する
それに一瞬で私の背後に回った俊敏さ、スピード…
こいつ普通の巨人とは違うみたいね


感知してからでは間に合わない…


華夜「…これは本気でやったほうがいいみたいね」



セント「赤い瞳の色。噂通りだな月の姫!
だが次で確実に殺す!」




華夜「やってみなさい」




キィンッキィンッ…



冬夜「杏!しっかりしろ!」



杏「……………」



やっぱり聞こえてないか…
完全に操られてる


この術を解くにはリノンを倒さないと…
でも…


ヒュッ―


危ない…っ
母さんに深手を負わせた刀だ
かすっても致命的だ


リノン「あはははは!
どうしたの、月の王子!
私を倒すんじゃなかったの!?」



くそ…まずは杏を何とかしないと!


あれを試してみるか…
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