蒼き瞳~月の姫と悪魔~

俺達はそのまま母さんの所を後にした



冬夜「…………」



俺は少し考えていた


さっき母さんが言った言葉
そして優しいんだけどどこか悲しそうな笑顔


まるで…母さんが居なくなるような…


いや…母さんに限ってそんな事はない
母さんの強さは俺が一番知ってる…


でも…なんでだ
この…とてつもなく嫌な感じ…


この嫌な予感が当たらなければいいんだけど…





*華夜*




華夜「………っ!」



霊力が乱れる…


リノン…あの戦いの中で私に何かしたのか…

幸い霊力が乱れてる程度だけど上手く霊力を練る事が出来ない…


今リノンが攻めて来たらこの状態じゃ戦いに支障が出る…



華夜「…柚綺」



……もうあんな辛い思いしたくない
もう誰も失いたくない



何が何でも守ってみせる


例え……この命がつきようと……
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