蒼き瞳～月の姫と悪魔～

冬夜｢母さん!!｣



俺は母さんの方に走った
だけどー…



冬夜｢――父さん!｣



父さんの刀が数センチ前でギリギリかわした


危ない…


リノン｢あんたの相手はそいつよ
良かったわねお父さんに会えて｣


不適に笑ったリノン



…こいつ命をもて遊んでる!許さない!



華夜｢…冬夜!私なら大丈夫よ!
あなたは柚綺を…父さんを止めて!｣


母さんの瞳が蒼く光っていた



冬夜｢――分かった!｣




華夜｢父さんはかつて魔王の名を受け継いだ人なの!気を付けて!｣



俺は星蘭を抜いた


父さん…こんな形で会うことになるとは思わなかった

早く父さんを片付けて母さんを援護しないと母さんの命が危ない…



だけど相手は父さん
元､悪魔達の頂点にたった父さん…

簡単にはいかない…




＊華夜vs夜光＊



華夜｢…はぁ…はぁ…｣



私の前に立ちはだかる夜光
こんな風にまた会うことになるなんて…


…死者とはいえスピードも力も全てが
生きていた時と変わらない!


夜光の攻撃が次々に私に向かってきた



華夜｢やめて夜光!あなたとは戦いたくない!｣



リノン｢何を甘い事を言っているの華夜｣




それでも夜光の攻撃は止まらなかった




華夜｢…………っ!｣



止まらないか…!
やはり止めるには夜光を殺さなければ…私がやらなきゃっ!



夜光を殺す覚悟を決めたその時だった




リノン｢ふふふっ、ちなみにこんな事も出来るのよ｣



リノンが指をパチンと鳴らした


まだ何かする気なの!?

すると夜光の霊力が少し変化した


そして―――…




夜光｢…――?…華…夜……?｣



華夜｢――――っ!?｣