蒼き瞳~月の姫と悪魔~


華夜「―――…?」



冬夜「……父さん!?」



何が起こったんだ
父さんの振り下ろした刀は母さんの目の前ギリギリで止まっていた




柚綺「……間に合ったか…」


母さんも周りにいる皆も何が起こったのか分からず呆然としていた


俺はすぐに母さんに駆け寄った



冬夜「母さん!良かった無事で!」




華夜「冬夜………」



母さんも状況を把握出来ずにいた



リノン「何!?なんで止まるのよ!魔法が効かない!」



柚綺「俺を誰だと思ってんだ。見くびるなよ

……華夜大丈夫か?冬夜も」



父さんは母さんに手を差し出した



華夜「柚綺…?どうゆう事なの?」



柚綺「とりあえず手出せ
俺の魔力を半分分ける」



母さんは父さんの言う通りに父さんの手をとった


母さんの霊力が回復していく…
霊力が回復してるから治癒の力が働いて傷口がふさがっていく…



柚綺「俺にはもうあいつの魔法は効かない」



父さんはゆっくり話しだした



柚綺「時間がかかったがあいつの魔法を書き換えた
俺はもう自分の意思で動ける!」


冬夜「書き換えた?
そんな事ができるのかよ」



柚綺「俺に出来ない事はない
華夜大丈夫か」



ある程度霊力を回復した母さんは父さんの手を借りて立ち上がった



華夜「…柚綺は味方なの?」



柚綺「あぁ、戦えるか?」



華夜「…当たり前でしょ
私を誰だと思ってるの?」



柚綺「そうだったな…冬夜は?」




冬夜「当然!」




柚綺「よし…なら反撃開始といこうか」
< 213 / 230 >

この作品をシェア

pagetop