蒼き瞳~月の姫と悪魔~


リノン「私の魔法を書き換えた!?
……だからどうしたの!?
私にはまだ蘇らせた奴らが何百といるのよ!

味方が1人増えたからといって調子に乗らないで!
ふふっ、今頃あんたの仲間はみんな死んでるはずよ!」



華夜「確かに…皆死んだ…
だけどそれは今の仲間じゃない!」


すると後ろから俺達を呼ぶ沢山の声が聞こえた



「華夜様!冬夜様!」

「姫様ー!」

「お2人共よくご無事でっ」

「敵はみんな倒しました!後はその魔女だけです!」



リノン「な…!?」



皆、無事だった…良かった……



華夜「あとはあなただけ。リノン!!」



リノン「だから調子に乗らないで!!
あんた達みたいな死にぞこないが何人集まろうが私には勝てないのよっ!」



リノンの魔力が一気に解放された



――すごい魔力だ
まだこんだけの魔力を持っていたのか



リノン「ドラゴン召喚!!」



時空に穴があきそこから馬鹿でかいドラゴンが2体出てきた



冬夜「ドラゴン!?
一体どれだけの力を手に入れてるんだ!」



柚綺「…冬夜お前はあの女をやれ」



華夜「ドラゴンは私と柚綺で止める」



冬夜「俺が…っ!?」



正直2人の言葉に動揺した

だけど次の言葉に俺は覚悟を決めた


柚綺「お前なら出来るはずだ」

華夜「私達の子だもの」



胸に響いた
俺には涙が出るくらい嬉しかった


2人は俺を信じてくれてるんだ
母さんと父さん…俺は初めて家族になれた気がした



冬夜「分かった!!」
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