蒼き瞳~月の姫と悪魔~


2年後―――…


1つ新しい命が生まれた
杏と俺の子どもが生まれた



華夜「冬夜、柚綺も入って。女の子よ」


俺と父さんは生まれるのを部屋の外で待っていた


部屋に入るとベットの上に杏が赤ちゃんを抱いていた



杏「冬夜見て?可愛い女の子だよ」



俺はそっと赤ちゃんに触れた



冬夜「杏ありがとう」




母さんも俺が生まれた時こんな気持ちだったのかな…
すごい幸せを感じる



柚綺「名前は決めたのか?」



杏「はい、娑柚(さゆ)と言います」


冬夜「俺と杏で考えたんだ」



柚綺「そうか、いい名だな」



華夜「エマ、手伝ってくれてありがとう」


エマ「いいえ、立ち合うのは3度目ですから」



冬夜「母さん、エマありがとう」



華夜「ふふっ、良かったね冬夜」



その場に居た全員が喜び合った



その時部屋のドアが開いた



「母様、父様おわった?」
「赤ちゃん生まれた?」



華夜「光々那(ここな)、深木(みき)
生まれたよ、おいで?」



光々那「わぁー!可愛いね母様!」


深木「杏様、大変だった?」



入ってきたのは半年前に生まれた母さんと父さんの子どもだった

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