蒼き瞳~月の姫と悪魔~
第1部 巡り合った2人


――…ルイスに復讐を誓ったあの日からもうすぐ3年が経とうとしている



あれから修行を重ねて私の力も今は60%までコントロールする事が出来た


だけどルイスの存在をずっと探しているが消息がつかめないでいる


それはそう
知っているのは名前だけ
顔は仮面をしていて分からなかったし…
簡単にはいかない



…妖魔の気配…!



私は星蘭を手にした




華夜「エマ、留守は頼んだよ」




エマ「お気をつけて」




私は今日も夜を翔る


私達の敵は悪魔だけではない
人間の住む世界に夜が来ると奴等は暴れだす


それを毎晩排除するのが私達の役目でもあった


確かこっちの方…


私は妖魔の反応があった所を探す
………見つけた



暗闇の中に動く影


だけど今日もルイスではなかった




私は排除しようと妖魔に近づいて行った
すると妖魔以外にもう1つ動く影が見えた

それと同時に血の匂い
もう1人何か居る



私はそっと覗いてみた

そこにいたもう一つの影の正体は…

悪魔……?

そこに居たのは男の悪魔


よく見ると傷だらけ

一番深いのがわき腹
割れたような傷口から多量の血が流れ出ている
死んでもおかしくないくらいの出血…


華夜「……………」



なんでこの時私はそんな事を思ったんだろう



ここから私の運命は大きく動き出す事になる

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