蒼き瞳~月の姫と悪魔~
この様子からしてきっと…
如月「仲ですか?いいですよ?
エマ冷たい所もあるけど優しい所もありますし
あっ!もしかして仲悪いように見えますか?
そんな事ないですよ♪」
夜光「いや、そうじゃなくて…」
如月はキョトンと?を浮かべながら俺を見た
夜光「なんでもない。エマとうまくやれよ」
如月「はい、ありがとうございます」
如月は自分の気持ちに気づいてないんだな…
昔の如月は落ちこぼれで1人見捨てられていた
それが許せなくて俺は如月を助けた
落ちこぼれと言われてたが俺は如月の中に大きな才能が眠っていると思った
実際に如月は努力家で徐々にその才能は伸びていった
しかし落ちこぼれとけなされていたせいか心を許す事が少なかった
そんな如月が初めて自分から話しかけたのがエマだった
あの時は俺でも驚いた
如月には幸せでいてほしい
俺はそう願っている
――…パーティーの時間になると沢山の者が集まった
新しい王に変わる大事な儀式だからだ
「夜光様と華夜様がご登場されます」
ゆっくり前に進む
そして俺の反対側からエマに付き添われながら華夜が入って来た
その瞬間会場がざわついた
「美しい……」
「あの小さかった華夜様が立派になられて…」
「まさに月の宝石」
…本当にそうだ
綺麗にドレスアップされている
青いドレスをまとっていていつもより輝いていた