蒼き瞳~月の姫と悪魔~
*柚綺*
俺が戻って来て3時間後
再びおじい様に呼ばれた
更に1時間後
広場に数えきれない程の悪魔が集まった
「皆の者、よく集まった
先程我等が王、ルイスの力が戻った!
これよりルイスを中心としあの忌まわしき月の姫を殺す!」
柚綺「俺達悪魔はあいつによって消されてきた
月の姫が居る限り俺達に自由などない
1ヶ月後こっちから月に攻め混む!!
それぞれ準備をしておけ!!!」
一気に歓声があがる
「よく言った、さすが王だ」
柚綺「…疲れたので休みます」
………こうなったのは1時間前にさかのぼる
柚綺「…何の用ですか」
「これから皆を広場に集める。意味は分かるな」
人を試すような事しやがって…
検討はつくが……
柚綺「分かってます」
「良い目だ、それでいい
お前に余計な感情は要らない
お前は俺の言う事を聞いていればいい
披露は1時間後だ
それまで準備をしておけ」
バタン…
いいように使ってくれるぜ全く……
だけど俺自身どうしようという気はない
昔から今の関係が当たり前だった
俺はあいつの駒として動いていればいいんだ…
俺に心なんて必要ない
心があっても誰も見てくれないのだから…