蒼き瞳~月の姫と悪魔~
慰霊碑…どうしてこんな所に
華夜「…ここは皆が眠っている
3年前ある1人の男が私達の一族を滅ぼした」
…俺は黙って聞いている事しかできなかった
華夜に正体を隠している罪悪感
命令とはいえストレスが溜まっていた俺は
進んで斬り殺していった
華夜「私は皆を殺したあいつを許さない
私が…あいつを殺して皆の仇をとる!」
…華夜は俺を恨んでる
だからこそ俺の正体は言えない
罪滅ぼしとは言わないけど華夜には笑っていてほしいんだ
……俺はルイス失格だな
華夜「これから今日みたいに戦いの日々になると思う
柚綺…あなたは悪魔…無理にとは言わないけど出来れば私と一緒に戦ってほしい」
華夜の瞳は悲しそうな目をしていた
だけど強く美しくも見えた
王として華夜を殺すか
華夜と一緒に戦うか
父さんと母さんを殺し俺には何も残っていない
そんな俺に笑いかけてくれたのが華夜…
ならもう…地位も名誉も必要ない
"心を捨てろルイス…"
俺はルイスじゃない…心だってある
なら今度は俺のやりてえようにやる
柚綺「…当然だ、華夜と一緒に戦う」
今…俺の居場所はここにある
今度は失わない
俺は華夜を選ぶ!