蒼き瞳~月の姫と悪魔~
*エマ*
姫様が懸命に結界を作ろうとしている
だけど…結界の形すらならなかった
エマ「まさか…力が弱くなっていられるのですか!?」
いや……弱いというよりほとんど消えかけている
柚綺「力が弱まってるってどうゆう事だっ」
エマ「…おそらく何かがきっかけで姫様の力が弱まっているのだと思います
何かは分かりませんが…」
姫様も唖然としていた
柚綺「何だよそれ…戻るんだろうな!?」
エマ「恐らく一時的なものです
いつ戻るか分かりませんが…」
柚綺「そうか…なら良かった…」
だけど………
エマ「しかし、今の姫様はただの人でしかありません
これを期に妖怪や悪魔が襲ってくるかもしれません
そうなっては………」
3人の間に沈黙が流れた
この情報が流れたら大変…
姫様には負担がかかるけどすぐにでも力を戻して頂かないと…
もし今、悪魔が集団で襲って来られたら私1人では…
エマ「姫様…」
華夜「エマ、心配しないで
すぐにでも力を取り戻す
だから少しの間頼りにしているね」
エマ「姫様……おまかせ下さい!」
姫様はちゃんと考えていた
姫様こそこの月の主にふさわしい方です
柚綺「…なら俺も手伝うからな」
華夜「ありがとう」