蒼き瞳~月の姫と悪魔~

*柚綺*


俺は華夜達の所を後にしてこっちに戻って来た

すぐ戻るつもりだが念には念だ


月の周りには俺が強力な結界を張ってきた
簡単には入れねぇ

俺は真っ直ぐある所に向かった


柚綺「失礼します。只今戻りました」


「何か用かルイス」



柚綺「報告があります…おじい様」


俺が訪れたのはおじい様の所



「なんだ」



…………華夜、これで終わりにしよう



柚綺「さっき掴んだ情報です
月の華夜姫の力が弱まっているみたいです
これを期に攻めてはいかがでしょう」



「何っ、それは確かなのか!」



柚綺「はい」



「くくっ、そうか。なら今が絶好のチャンス…ルイス」



柚綺「はい」




「指揮はお前に任せよう
姫の命、今度は必ず打ち取れ!」



柚綺「承知しました」



そのまま俺は部屋を出た


部屋の中であいつが高笑いしているのが聞こえた



……ふっ、上手くいった
全て計画通りだ

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