蒼き瞳~月の姫と悪魔~
――…カタン
修行に疲れて眠っていた私は小さな物音で目が覚めた
華夜「…柚綺?エマ?」
ドアの方を見ても誰も居ない
気のせい……?
霊力が無いから感知することも出来ない
…何も分からない
でも柚綺が守るって言ってくれたから安心していた
背後に迫っている悪魔に気づかずに…
華夜「―――っ!?」
気付いた時には遅かった
ザクッ―――…
華夜「―――…っ」
ポタ…
間一髪…少しかすったけど…
なんでここに悪魔が居るっ
悪魔「この距離でかわすとはさすがは華夜姫と言った所か……だが本当に力が弱っているみたいだな」
……バレてる!?
なんで?こんなにすぐにバレるなんて有り得ない!
華夜「なぜお前がそんな事を知っている!」
悪魔「答えるつもりはねえな
答えても意味がねぇ
お前は今ここで死ぬんだからな」