蒼き瞳~月の姫と悪魔~

華夜「――…」



私はエマの前に座り込んだ



華夜「エマ…死ぬのは私が許さない
私を1人にしないで?

エマがピンチの時は必ず私が助けに行く
この戦い必ず勝つよ」



エマ「―はい!」



たった1人だけの私の仲間
自分も如月を失って辛かったはずなのにずっと私の側で支えてくれた

私は確実に強くなった
ここもエマも…今度こそ守ってみせる



華夜「―――…」



エマ「…姫様……?」



沢山の魔力を感じる…


華夜「…来た。行くよエマ」



…今度こそ終わらせる!



――…柚綺「進めっ、真っ直ぐ月へ!」



何千という悪魔が真っ直ぐ月に向かってくる




その後ろで柚綺が指揮をとり隣ではヨモギが様子を見る



柚綺「必ず月の姫を殺せ!それで全てが終わる!行けっ!」



―――…ドカンっ!!


先頭の方で突然大きな音が鳴り響く



柚綺「…………」




ヨモギ「何だっ!先頭に居た悪魔達が一瞬にして消えおった!何があった!」



砂煙が舞う中蒼い光が見えた




柚綺「わざわざ出向いてきたか……」




ヨモギ「あれは……華夜姫!」


< 87 / 230 >

この作品をシェア

pagetop