蒼き瞳~月の姫と悪魔~
悪魔達は後ろに下がり中央を開ける
なに…?
その中からこっちに向かってくる影が1つ
背筋に寒気が走った
そう向かって来たのは柚綺だった
ルイス「この役立たず共が
おら、月の姫。俺自ら出向いてやったんだ
感謝しろよ…」
華夜「ルイスっ!!」
いよいよルイスが目の前に現れた
…ずっと仇であるルイスを探し続けて来た
そのルイスが今、目の前にいる
怒りや憎しみ、恨み
様々な思いが私の中でうごめいた
エマ「姫様…」
華夜「あなた達は下がって
こいつは私の敵よ」
真っ直ぐ柚綺を睨む
華夜「一族を殺し
夜光まで殺したあなたを私は許さない!」
柚綺「あぁ…あの時俺が殺した奴か
弱い奴に興味はねえから忘れてたよ」
ニヤリと不気味に笑みを浮かべる
その言葉は私の怒りを増量させた
夜光が弱い…?
華夜「このぉ――っ!」
私は真っ直ぐ柚綺に立ち向かった