病院は大嫌いでも、先生は『大好き』
『………遥香ちゃんの気持すべて俺に教えて。
どんなことでも受け止めるから。』
先生はずっとわたしの涙を指で拭ってくれている。
でも、本当に言ってもいいの………?
言ったら先生を余計に困らせてしまうかもしれない。
わたしは先生が大好きだから困らせたくない。
そう思っていると………
『なんでも言って良いんだぞ。 』
………………でも
『……本当にいいの……? 』
『ああ 』
『……わたし、ググスッ………グスッ』
『ゆっくりでいいから話してほしいけど話せる……?』
『………………………うん……………………』