先生は救世主




「説明してくれないか?」


「……慶助さん、いいの?」


「……ああ。」


「清水くん、内緒にしてくれる?」


「わかった。」


あたしは、結婚を、付き合うに置き換えて、清水くんに説明した。


「理由はわかった。誰にも言わない。
でも、忠告しておく。

“教師と生徒は、
交わることのできない関係だ”

それだけだから。じゃあな。」



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