先生は救世主




「つめたっ。」


慶助さんが、あたしの頭に、氷を当てる。
慶助さんとの距離が近くて、少しドキドキと、胸が高鳴る。


「我慢な。
ほんと、ドジだな、明梨嗄。」


「…ごめん。
でも慶助さんは、ほんと優しいよね。」


「そうか?」


「うん。」



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