先生は救世主




「別に、明梨嗄のせいじゃないから。
ほら、座ろっか。」


「うん。」


バスは平日の昼間のため、まあまあ空いていて、普通に座れた。手を繋いだまま。

慶助さんとの距離が近くて、ドキドキする。


「……ちょっと、離れない?」


「なんで?嫌だ?俺とひっついてんの。」


「……それは違う。」



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