先生は救世主




「ううん!ここでよかった。
というか、ここがいい。」


「そっか。ならよかった。」


あたしたちは、砂浜に座って、海を眺める。
終始会話はなかったけど、繋がれた手だけで、十分だった。


「そろそろ行こう。」


「え?もう帰るの?」


「修学旅行だからな。
また今度来よう。今度は、二人で。」



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