先生は救世主




「そーだっけ?」


「そうだよ。」


「そっか。」


「……行かなくていいの?」


慶助さんは、ずっとあたしを抱きしめたまま、動こうとしない。


「行くけど、その前に充電。
電話してもいい?毎日。」


「うん。
どれだけ遅くても、かけていいよ。
絶対待ってるから。」



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