先生は救世主




そんなことが続く、ある日。
美咲さんに、トイレに連れてこられたあたし。

また何かやられるんだろう。

そんなことは、わかっていた。


「あれだけしても、まだ別れないの?」


やっぱり、美咲さんだったんだ。


「別れるとか、簡単なことじゃないので。」


離婚しちゃうと、バツがついちゃうもんね。


「はぁ?何言ってるの。
ごめんなさい、別れて、って言えば、すむことじゃない。」



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