先生は救世主




「はい、タオル。」


生活指導室まで来ると、先生は部屋の鍵を閉め、あたしにタオルを差し出した。


「ありがとう。」


「……ごめん。
あいつだろ?この前の女。」


「……そうだよ。
でも、慶助さんが謝る必要なんてない。」


「いや、そんなことはない。
俺のせいだ。」



< 247 / 380 >

この作品をシェア

pagetop