先生は救世主




「買ってきた。」


机に置かれる袋。
その中には、真新しいシャツが入っていた。


「ありがとう。」


「じゃあ、俺は行くな。
帰りは今日も、朔也に任せてあるから。」


「……待って。」


部屋を出ようとする先生を呼び止める。


「ん?」


「……今日は、……慶助さんと…帰りたい。」



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