先生は救世主




「ごめん。
あたしのせいで、すっかり遅くなっちゃったね。」


「別にいいよ。
じゃあ、いただきます。」


「いただきます。」


手を合わせて、向かい合って食べる。
こんなのはもう、日課になっていた。


「おいしい。」


そして必ず、あたしの料理を美味しいと言ってくれる。



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