先生は救世主
退職




あれから一週間後。
謹慎が解け、朔也と登校する。


学校に入るのが怖い。
近くまで来ると、その気持ちが増す。

気持ち悪くなってきた。
お腹も痛くなってくる。


「明梨嗄、大丈夫?
顔色悪いけど。」


「……うん、大丈夫。」


そうなわけない。

鼓動が早い。
震えが止まらない。



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