先生は救世主




恐怖をおぼえてしまったことも、申し訳なく思う。

……あたしのためだったんだよね。


「……ねぇ、聞いてもいい?」


「…ん?」


「慶助さん、昔、何があったの?」


「…そのことか。」


「……聞いちゃだめだった?」


「いや、そんなことはない。
聞きたいなら、教えるよ。」



< 322 / 380 >

この作品をシェア

pagetop