先生は救世主




「……綺麗だな。」


「…ん?何が?」


「明梨嗄が描いた、その絵。」


慶助さんは、あたしの背後にある絵を指した。


「…まだ完成してないのに。」


「ごめんごめん。

でも、すごく綺麗。
本物の、夕日が沈みかけの海見るよりも、絵の方が味わいがあって、いいと思う。

特に明梨嗄のは、心がこもってる感じがする。」



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