先生は救世主




あたしは笑顔で通り過ぎ、教室へ入った。

今日は担任の先生が休みみたいで、みんな騒いでいる。

少しして予鈴がなり、みんなが席に着くと、副担任の先生が入ってくる。

えっ!?……あ、そっか。
一瞬驚いたものの、すぐに納得する。

副担任の先生って、桜庭先生だっけ……。

女子の目は、もうハートになっていて、男子は不満そうだ。

あたしは何気なく、机に注いでいた視線を、先生に注ぐ。



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