先生は救世主
ピンチ到来




あたしが見慣れた道を歩いていると、前から人が来るのが見える。

なんだか、ガラの悪そうな男の人たちだ。

トラブルとか嫌だし……、
目とか合わさないようにしよう。

そう思いながら、うつむいて歩いていた。

そして、すれ違ったと思ったとき、腕を掴まれた。

驚いて、男の顔を見上げる。


「君、なかなか可愛いじゃん。
ちょっと、ついてきてよ?」


そのまま腕をひっぱられる。


「ちょっと、やめてください!離してっ!」



< 45 / 380 >

この作品をシェア

pagetop