先生は救世主
ピンチ到来
あたしが見慣れた道を歩いていると、前から人が来るのが見える。
なんだか、ガラの悪そうな男の人たちだ。
トラブルとか嫌だし……、
目とか合わさないようにしよう。
そう思いながら、うつむいて歩いていた。
そして、すれ違ったと思ったとき、腕を掴まれた。
驚いて、男の顔を見上げる。
「君、なかなか可愛いじゃん。
ちょっと、ついてきてよ?」
そのまま腕をひっぱられる。
「ちょっと、やめてください!離してっ!」