先生は救世主




きっかけは、あたしが襲われそうになったからだ。

先生の友達っていうのが、朔也だったっていうわけ。
本当は友達じゃなくて、弟だけど。

朔也は、あたしも知っていた。
学年ナンバーワンのイケメン、って言われているから。

顔は噂通り、ものすごく整っていて、
運動神経抜群、頭脳明晰、という完璧さ。

あたしにも、少しくらいその才能をわけてほしい……。


「行こ。」


「うん。」



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