先生は救世主




【朔也side】


「あっちでも朔也と一緒かぁ。」


そう言われたときは、ショックを受けた。
どういう意味で言ったのかは、わからないけど、悲しくなった。


「イヤ?」


そして、思わぬことを聞いてしまった。
無意識に。

口から滑ってしまった。
心の声が。

“うん”って言われたらとか、いろいろと考えてしまう。


「ううん、そんなわけないよ。」


そう言われたときは、正直嬉しかった。



< 61 / 380 >

この作品をシェア

pagetop