先生は救世主




【明梨嗄side】


「明梨嗄さん、準備は?」


「バッチリ!
行こっ、慶助さん。」


修学旅行へ向かう当日。
朝、荷物の確認をして、二人揃って家を出る。


「おはよ、朔也。」


「ああ、はよ。
てか、兄貴と一緒に出てきたのかよ。
バレたらどうするつもりだ。」


「大丈夫だ、さく。バレないだろ。」


「……はぁ。
どっから出てくるんだよ、兄貴のその自信。」



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