幼なじみ以上恋人未満【完】
ドキッとすることを言われて、俺は言葉を失った。
店長に気づかれるとは…
つーか、俺そんな目で見てたとか…きもすぎる。
気を付けねぇとやべーな。
他のヤツにバレるのも時間の問題…
「あの子一生懸命に仕事覚えようとしてるよ。接客も丁寧で愛嬌もある。おかげでここ一週間で男のお客さんも増えた気がするし」
「は!?男!?」
ふざけんな、男の客に目つけられてるとかじゃねーよな!?
唯をそんな目で見やがったらただじゃおかねぇ…
「あはは、大丈夫大丈夫。俺も見てるから」
俺の気持ちは全て読まれているらしい。
「あいつ…しっかりしてるように見えるかもしんないですけど、結構抜けてますから。変な奴に声掛けられてホイホイついてっちまうようなとこもあるし」