幼なじみ以上恋人未満【完】
「唯の仕事は子供でもできる事だもんな、店長に感謝しねーと」
「ちょっとー!なにそれ馬鹿にしてんの!?」
唯が怒りだしたので俺は慌てて外へ逃げた。
やべー。
やっぱり唯といるとどんどん想いが膨らんでいく。
俺は自分の顔を両手でバチンと叩いてから仕事に取り掛かった。
―――…
しばらくして、白のクラウンが入ってきた。
中を覗くと2.30代のいかにもチャラそうな男三人が乗っていた。
「窓はお拭きしますか?」
「ああー頼む」
給油中に俺が窓を拭いていた時のことだった。
窓は全部閉まっていたはずだったが、後部座席の右側の窓だけ少し開いていたいたため、中の話し声が聞こえてきた。