幼なじみ以上恋人未満【完】


「胸も大きくて羨ましい…私貧乳だから」



「ああ…これねぇ、いいことばかりでもないよ」



彩さんは一瞬暗い顔をしてため息をついた。


何か嫌な事でもあったのかな?


それでも胸が小さいより大きい方がいいに決まっている。


私なんて貧乳すぎてタオル取れないし…



「でも唯ちゃんだってスタイルいいじゃん!小柄で可愛いよ」



「あは…ありがとうございます…」



「唯ちゃんって今好きなヒトいないの?」



「あ…」



私の反応を見て、彩さんは「いるんでしょ?」と聞いてきた。



「はい…でもその人には彼女がいるんです」



「そうなんだ…それは辛いね…」



「はい…」



やばい、自分で言っててまた泣きそうになっちゃう。


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