幼なじみ以上恋人未満【完】
なんだか急に寂しくなった。
いいなぁ…。
私も誰かに愛されてみたい。
どんな気分になるんだろう?
もしそれが優斗だったら…幸せすぎて死んじゃうだろうな。
「唯、俺らも楽しもう?せっかく来たんだからさ!」
渉君が笑顔でそう言ってくれたから、私も笑顔を取り戻すことができた。
「うん!そうだね!!」
まずはみんなで造波プールに入ることになった。
高い波が本物みたいでちょっと怖くなる。
優斗には泳げるって強気な事言ったけど…
本当は息継ぎができない。
だから浮き輪にしがみついてるしかなかった。
近くにみんないるけど、それぞれカップルでくっついてるし…
渉君は私の側にいるけど、くっつくわけにはいかないしなぁ…