幼なじみ以上恋人未満【完】
せっかくだから買ったその日に撮りたい。
これから沢山思い出作っていくんだもんね。
ゲーセンに行ってプリクラ機の中に入った。
「プリクラとかってすげー久しぶり…」
「私もだよ…ほら!もっとこっちに寄って!!」
私はフレームに入るように優斗の腕を引っ張った。
優斗のサラっとした髪の毛が私のおでこに触れてどきっとした。
いい香り…
じゃなくて!!
ポーズとるのを忘れてて私はマヌケ顔になってしまった。
「ぶっ。お前なんだよこの顔!!」
隣で優斗がゲラゲラ笑っている。
「えっちょっとーー!!」
元はといえば優斗のせいなのにむかつくー!
そうこうしてるうちに次の撮影になってしまい、ゲラゲラ笑っている優斗と、その横でむすっとしている私の顔が撮られてしまった。