幼なじみ以上恋人未満【完】



その後も街をブラブラしていると、あっという間に暗くなってきてしまった。


優斗と二人でいると時間が経つのが早く感じる。


もっと2人でいたいのにな…



「唯さ、今からうちくる?」



「え!優斗の家!?」



あのマンションに行くのは受験勉強の時以来…


私ばっかり浮かれてて、気合い入れてメイクしてったんだっけ。


そして押し倒されて…結局あの時は何もなかったけど。


今回は付き合ってるんだし…



色んなことを回想していると、優斗に笑われた。



「なんもしねーって。付き合ったばっかだぞ?」



「なっ!別に変な事考えてないもん!」



「あ、そう?俺は考えてたけど」



「え!?」


「ウッソー」



う、うそか。


びっくりした。


でも家に行くってだけでこんなに緊張してしまうなんて…



< 203 / 240 >

この作品をシェア

pagetop