幼なじみ以上恋人未満【完】
その後も街をブラブラしていると、あっという間に暗くなってきてしまった。
優斗と二人でいると時間が経つのが早く感じる。
もっと2人でいたいのにな…
「唯さ、今からうちくる?」
「え!優斗の家!?」
あのマンションに行くのは受験勉強の時以来…
私ばっかり浮かれてて、気合い入れてメイクしてったんだっけ。
そして押し倒されて…結局あの時は何もなかったけど。
今回は付き合ってるんだし…
色んなことを回想していると、優斗に笑われた。
「なんもしねーって。付き合ったばっかだぞ?」
「なっ!別に変な事考えてないもん!」
「あ、そう?俺は考えてたけど」
「え!?」
「ウッソー」
う、うそか。
びっくりした。
でも家に行くってだけでこんなに緊張してしまうなんて…