幼なじみ以上恋人未満【完】
どんな女と付き合ってもしっくりこなかったのは、心の中にずっと唯がいたからなのかもしれない。
あいつの怒った顔、拗ねた顔、そして笑った顔、全てが愛しくて、ずっと側で見ていたい。
そう言ったら、あいつひくかな。
でも
親が離婚して、俺が一番辛いとき側で笑っててくれたのは唯だったから。
まだ小さかったけど、あいつの笑顔に俺は癒されていた。
あいつがいたから俺は頑張ってこれたんだ。
そんな事を思っていた矢先の出来事だった。