幼なじみ以上恋人未満【完】
そんな俺の願いもむなしく、おばさんはどんどん突っ込んでくる。
どういう子なのか、何歳なのかとか…
「あたしの友達…なんだぁ」
突然唯が笑いながらそう言った。
「えーそうなの…?じゃあ今度うちに連れてきたら?」
「うん…」
あいつらダチなんだもんな…
距離を置くどころか、美緒とダチならこれからも唯と頻繁に会っちまいそうだな。
俺、大丈夫だろうか。
「あ、そういえば!優斗君、夏休みにまた一緒にキャンプ行かない?」
「え…キャンプですか?」
昔一度うちの家族と渉んちと蒼空んちでキャンプに行ったことがある。
すげー楽しかったなあの頃…。
「渉君も誘おうかと思って…よかったら彼女さんも呼んでいいし」