幼なじみ以上恋人未満【完】
げ、渉もかよ…
あいつ大人数でつるむの好きじゃねぇし、断ってくれねーかな。
「考えときます…」
「良い返事待ってるねっ」
おばさんはルンルン気分で飯を取り分けていた。
キャンプか…
いきてぇけど…唯がいるんだもんな…
それに美緒がなんて言うか。
飯を食った後、俺は2階の蒼空の部屋へ行き、ソッコー蒼空をしばいた。
「ったく…冗談だろ?マジになんなよ」
蒼空はため息をつきながらベッドに横たわった。
「俺だっておじさんになんて言われるかハラハラだったし。すげーこえー顔してたよな」
付き合ってねぇのに腕組んで写真撮って…
いい気はしなかったはずだ。
目が笑ってなかったし。
「そうか?いっつもあんなんだからわかんねー」