幼なじみ以上恋人未満【完】
「うん、だってそうでしょ?」
「さぁね。俺だってずっと優しい男でいるのも疲れるしな~そろそろ本気出さないと」
そう言ってニヤリと笑いながら私を見た。
「え?」
「あっ、つーかさ、もうすぐ夏休みだしプールでもいかね?シーランドとか面白そうじゃん」
お兄ちゃんがふいにそんな事を言いだした。
シーランドって、大きなウォータースライダーとかあるとこだよね…
ずっと行ってみたいと思ってたとこだ。
「行きたいっ!」
「メンバーは?」
渉君が聞くと、お兄ちゃんはうーんと考えていた。
「オレと彩と、渉と優斗と唯と…あ、優斗の女もまぜちゃう?」
「美緒も…?」