幼なじみ以上恋人未満【完】


名前を聞いてどきっとした。



美緒と一緒にプールに行けるのは嬉しい。



でも優斗もいるってことは、その日は2人でいるところをずっと見ていなきゃいけないわけで…




「唯…」




渉君が心配そうな表情で私を見ていた。



きっと私の考えていることに気づいているんだろうな。





「優斗の女って、お前の友達だろ?ならいーんじゃねーの?」




「そ、そうだね!うん!楽しそうっ」




私の笑顔は無理やりだったかもしれない。





「よし!決まりだな。金貯めとけよ~」




「え、自腹?」




「は?あたりめーだろ。つーか唯はバイトしてねーんだから小遣い貯めとけよ」




私の小遣い、そんなに多くないし毎月洋服とか買ってたらすぐなくなっちゃって貯金などできるわけがない。




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