幼なじみ以上恋人未満【完】
ああ、ママのいないところでパパに言えばよかった…
失敗したー!
「わかったよ…わりーな、あいつうるせーから」
そう言ってパパは苦笑いを見せた。
やっぱり自分で稼がないとダメかぁ…
そんなことを思っていると渉君からラインがきた。
さっそく明日面接らしい。
どんな仕事かな…簡単な仕事だといいな。
私頭が悪いし、要領も悪いし…面接で落とされないといいな。
そんな心配は無用だった。
翌日、学校の帰りに渉君と面接に行った場所はガソスタだった。
男の人が働くイメージだったけど、女の子も声を張って頑張ってるし、仕事内容も聞けば簡単そうで私に向いているかもしれない。
店長さんも良い人そうで、少し世間話をした程度ですぐに採用となった。