ラブレッスン
『白岩くんは?僕も手が空いたから手伝いに来たんだけど。』






資料を手にとってページ毎に重ねていく相田部長。




その様子を何もせずに見てしまってたけど、我にかえって私も手を動かし始める。





「白岩チーフは少し休憩しようって飲み物買いに行きました。」





『そう。今他の人達にも、もう一度声かけてきたから、もう少ししたらみんな手伝いに来てくれるよ。

みんなが来るまで休んでるといいよ。』






そうは言われても、相田部長は手を動かしてるのに私だけ休むわけにもいかないわ。






「いえ。平気です。」





休む事なく冊子作りをする私に部長は顔をあげて見てきた。





『そう?無理しないでいいからね。

…それで、さっきの質問だけど、好きって誰の事?』




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