ラブレッスン
『2人知り合いがいるので他の子達と知り合いかも聞いてみます。』





「本当!?ありがとうっ!
もし一人で会いずらかったら私も一緒にいくわ!」





『いや、一人の方が動きやすいですから。
それより、俺の写真も見ましたか?』





真剣な顔で聞かれて、ついたじろいでしまう。





もしかして見て欲しくなかった?
けど写りも悪くなかったし、群を抜いてカッコ良く写っていたわよ?






「見たけど。個人写真だけよ?」






『どうでした?何か感じましたか?』






「何かって…。昔とあまり変わってないわよね。今と同じようにモテたんだろうなって思ったけれど。」





『…そうですか。』





もしかして誉めて欲しかった?





私はこれからしおり探しという迷惑をかける事を思うと、少しでも結城歩が望むように誉めてあげれば良かったと思った。






今からでも、遅くはない?





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