ラブレッスン
「全クラスの中であなたが一番格好良かったわぁ〜」



『…………。』






さりげなく言ったつもりが思いきり白々しい声になって、最後の方なんて声が裏返ってしまった。






クルッとまた背を向ける結城歩。





わざとらしすぎて気分害しちゃったかしら。






どうしようと焦り始めると、結城歩の肩が細かく震えてるのがわかった。





『……ぷっ…

あははは…!!』






突然顔をあげて思いきり笑い始め、驚く私。






な、何なわけ!?






目尻を指で拭いながら私をみてまだ笑う姿にポカンとしていると。





『由宇さん、何で棒読みなんですか?

わざとらしすぎです。

あんなの小学生の学芸会でも使えないですよ?』






思い出したようにまた笑う姿にカアっと顔が熱くなる。





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